帝王切開に踏み切る時1
- 2012/08/04 06:31
仔猫のハンドリアリングから、遡って、母猫の帝王切開を決断するときのお話しを少々。
交配後63日が出産予定日、ただ、これは猫種によって多少の違いがありそう。我がホームドクターのU先生も65日と仰っている。でも、私の処では大体において63日目。
今回帝王切開となってしまった未来ちゃんの出産予定日は13日か14日。
未来は体も大きく骨格もしっかりして、運動量の凄さは我が家で一番!
そんな未来だから、絶対にお産も軽いと、希望的観測。
ホームドクターのお手を煩わすこともなく簡単に可愛い赤ちゃんに会えると思いきや、予定日の13日、14日、ついには15日になってもまだ生む様子がない。
2日以上遅れたら、これはもう異常事態を考えなければ・・・・
と、慎重にお母さんの様子をチェックしてみると、何となくそれらしい様子が見えてくる。
産箱の底をバリバリ引っ掻く、お尻が落ち着かない、時たまウーーーーっと低いうなり声。
あ、始まる!と、消毒したハサミ、殺菌した糸、ティッシュなど用意し待つ。
ところが、なにか出かかっているのに上手くいかない。延々時間がかかった末、母猫はぐったりと疲れて陣痛も弱くなってしまった。
これ以上待てないと、時計を見ると16日朝6時。生憎祝日で病院はお休み。それに、今回はちゃんと産んでくれることに賭けて、レントゲン、エコーなど、出産前の準備がしていない。
でも、このままではお母さんの命が危ない!
仕方なく、R先生ごめんなさいと、携帯にHELP HELP!
そして私は1時間20分かけて宇都宮まで直行。
一方U先生は、その時長野にいらして、ゆっくり1日観光のご予定だったそう。それが私の[Help」要請のせいで、一路高速道をひた走りに走られて、10時半頃病院に到着。
言うまでもなく、未来はすぐにお腹を切開せられて、仔猫は3匹。でも最初の1匹が産道を出られなくて、残念な結果を迎えてしまった。
他匹は順調で、哺乳しながら、今日までにはもうすっかり大きく成長!
明日は、どんな状況下で「帝王切開」を決断しなければならないか、私の経験を少し書いてみます。