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仔猫のハンドリアリング2

  • 2012/08/01 05:37

赤ちゃん猫の哺乳、長年ブリーダーをしていると、やはり哺乳で育てなければならないケースも多くあって、かなり手慣れてきてはいるものの、それでも毎回、慎重に、慎重にと、ホームドクターR子先生のアドバイスにできるだけ従う方向で実践。とはいうものの、R子先生のアドバイスを全て守るのは至難の業。

(先生は、赤ちゃんが「吸うこと」を覚えるためには、哺乳瓶を推奨。)

  1. リキッドのミルクは、缶を開けたら殺菌したグラス容器に移し、冷蔵庫に保管し3日で使い切ること。
  2. 哺乳瓶は毎回熱湯消毒し、赤ちゃんが口にする先端部分は、赤ちゃんの成長に従って、針で突いた穴を順次増やしていくこと。
  3. ミルクの温度には十分な配慮が必要であること。
  4. 容器に熱めのお湯を用意し、哺乳瓶のミルクが冷めないように、授乳中でも、絶えず哺乳瓶をそのお湯で暖めて、ミルクが冷めないように細心の注意を払うこと。
  5. 哺乳中でも、赤ちゃんのお口の周りについたミルクは、こまめに拭き取ること。
  6. 体重測定は毎日行うこと。(大体10g位ずつ増えていることを確認する。)

◇ 守れなかったこと

哺乳瓶でなく、私はシリンジを使っています。使い捨てにし、熱湯消毒の手間を省くためです。

リキッドのミルクは赤ちゃんが1匹だったりすると、4日間くらいまでは使ってしまいます。

産まれたばかりの赤ちゃんには、2時間おきの哺乳が必要と言われていましたが、とても無理。

4時間おきになってしまいます。ただ、母猫の母乳が少しでも出ていれば、もう少し時間が空いても大丈夫。

また、冬の寒いときには哺乳中のミルクの保温も必要かもしれませんが、温かいときであれば、小皿に適量のミルクをとりわけ、レンジで4秒、温かいうちに仔猫は飲み終えてくれます。

初心者の方への、私からのアドバイスとしては、赤ちゃんの姿勢に注意をして欲しい。

赤ちゃんは床(私はテーブルの上)に、四肢をしっかりつけた状態で、左手で上からお耳の辺りを支えてあげ、あまり上を向けずに哺乳します。この姿勢を保つことでミルクが気管に入ることが防げます。

ミルクの量は、赤ちゃんのお腹のしわがピンと張ったら、そこまで。でも、赤ちゃんはお腹が一杯になれば自分で吸うことを止めます。

赤ちゃんの哺乳(ハンドリアリング)、何回経験しても、やはりそのたびに緊張し、はらはらドキドキ、でも、きっとその方が失敗は防げそう。慣れてしまうって、見えなくなることも多そうだから。

(このクレドのブログがR子先生のお目に止まらないよう、祈ります・・・・)                                  hikoma

PS:これは私個人の経験から書いたものなので、「赤ちゃんの哺乳」、もし他にアドバイスがあればメールフォームでお寄せ下さい。

頂いたメールは、このブログでご紹介させていただきます。

ブリーダーを目指す方々に 、このクレドのサイトが役立ちますよう、経験者の方々の色々なご意見を是非、お願いいたします。

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