エントリー

新型コロナウィルス感染とキャットショー5

  • 2020/02/29 04:45

27日、安倍首相は新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、全国すべての小中高校と特別支援学校について、3月2日から春休みに入るまで臨時休校するよう要請。感染者の増加を踏まえ要請に踏み切ったとみられます。

 北海道では北見市内で開かれた展示会に参加した人たちの間で「クラスター」と呼ばれる新型コロナウイルスに感染した人の集団が発生している可能性があるという認識を示しました。

WHO=世界保健機関は感染が広がる新型コロナウイルスについて、世界的な危険性の評価を「高い」から「非常に高い」に引き上げました。危険性の評価は「低い」から「非常に高い」の4段階にわかれていて、「非常に高い」は最も危険だとする評価です。

感染経路が不明のまま発生しているこの状況では、誰でも感染源となる可能性がなきにしもあらずで、「対面で人と人との近距離での接触が一定時間以上続き、多くの人々の間で会話が交わされる環境」であるキャットショーは「クラスター」発生の可能性が高くなるのではないかと懸念されてなりません。キャットショー会場が「新型コロナウィルスのクラスター」になることだけは避けなければならないと強く強く願いますのでショーのキャンセル、延期に踏み切った3クラブの決断には敬意を表したいと思います。

私たちブリーダーは「コロナ」という「ウィルス」には感受性が強く、数年前「コロナウィルス抗体価陽性」との判定だけで「伝染性猫腹膜炎」になったと、猫を安楽死させてしまったブリーダーさんがいたというという恐ろしい出来事を思い出さずにはいられません。今では、この抗体価が陽性であると言うだけでは腹膜炎が発生するかどうかは抗体価の経緯を見てからの判断が出来るようになっていますが、やはり「コロナウィルス」という言葉には恐怖を禁じ得ません。今感染が拡大しているこの新型コロナウィルスが私たちの愛猫にも感染する危険はないとは思いますが、最初の感染が動物からであったことを思うと危険は全くないと安心することは出来ないでしょう。

この感染の拡大は、3月末までに防ぎきれるかどうかにかかっているとも言われているようなので、安倍首相の思いきった決断も「あれで良かった!」「オリンピックも無事開催できた!」といえるような結果を招き寄せてほしいものです。

ページ移動