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末永動物病院訪問 2

  • 2014/10/11 06:51

11歳になるブラウニー嬢、震災の日から、お母さんと一緒でなければ寝ることが出来なくなったそうです。

診察を待つ間も、お母さんにぴったりくっついていないと不安そう。   ブラウニーというお名前通りの美しいブラウンカラー。 つやつやのコートはきっと毎晩お母さんのお布団の中で磨きがかかっているのでしょうね!  怖い思い出は早く忘れて、元気になぁれ!

  

末永先生の診療所にお別れを告げ、一端仙台に戻り、仙石線で松島まで足を伸ばしました。宮城県仙台市と石巻市を結ぶJR仙石線。沿岸部を走る仙石線は津波により大きな被害を受け、今も運休となっている区間があり、車内では代行バスのご案内がアナウンスされていました。 

以前訪れたことのある五大堂や瑞巌寺がどうなっているかも気になっていましたので、松島海岸駅で降り、ちょうど遊覧船が出る所だったので乗船し、海から景色を見ることにしました。

 

 海は穏やかでした。 穏やかすぎるほど、穏やかでした。

  牡蛎の養殖場が広がっています。 ここに至るまでにはどれほどの困難を乗り越えなければならなかったかを思うと、身が引き締まる思いでした。 下船してから、五大堂にお参りし、橋の横にあった小さなお店で、焼牡蛎を食べました。 これもまた、復興へのささやかなご協力になればと願います。

 今回は、本当に短い時間をなんとかやりくりしながらでの末永先生訪問でしたが、キャットクラブのオーナーとして、またキャットショー運営責任者として、考えさせられること多くありました。 クレドでは震災直後から募金活動を続けてきましたが、ショーごとに設置したワンコイン募金、関心を持つ方は少なく、御寄付して下さる方はほんの一部の方のみ。 それでも、会員の中には御自分でパンフレットを作って募金活動に積極的にご協力下さった方や、動物病院に置かせていただいた募金箱にご協力いただいた方々、本当にありがたいと感謝しております。 ただ、猫との関わりの中でクラブがあり、キャットショーがあり、また、私自身は猫との日々の生活そのものが、大切な大切な主軸となっています。 被災された方々の、その大切なペットとの暮らしが失われてしまったという悲惨な状況に、クラブとしてはお互いもっと声を掛け合って、全体的に何か出来ることを考えていくべきだったのではないかと、反省しきりです。

クラブのあり方、キャットショーのあり方、今一度考え直したく、クレド来期のショーは4月のみ残して、入れてあった予定は全てキャンセル致しました。 「猫」あってのキャットクラブです。「猫」あってのキャットショーです。 

「猫が幸せならば私も幸せ」をモットーとしたいクレド、かつて会報に記載した「危険がいっぱいキャットショー」、一番大きな危険、覚えていらっしゃいますか?   猫たちの心と体の健康、それこそが守られなければならない一番大切なもの!   それを第一義として考えれば、道に外れることはないはずです。 などと、偉そうに言い切ってしまいましたが、それでも迷いはあります。ふらふらもします。ただ、クレドには私が間違ったことをすると助言して下さる方がある、それでかろうじてバランスが保たれている部分もあります。 私に耳の痛いことをいって下さる、メンバーさんに、感謝です!  

今期の12月クリスマスショー、3月の桜咲かせまショーが終わったら。クラブ員相互の親睦を図り、またメカニックのお勉強などを充実させていくつもりです。お勉強したい方は、ご希望を友成までお寄せ下さいませ。    

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