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COVID-19 & Cat Show 12 Judgeの立場から

  • 2020/03/13 04:27

COVID-19 & Cat Show 12 Judgeの立場から

 

COVID-19はどこまでも広がりを止めません。政府のイベント自粛規制は3月15日が目安とされてきましたが、この拡大の広がり方を見ると3月15日でも規制が解かれるどころか、まだまだ延長するのでは無いかという見通しが色濃くなってきています。私はパリで行われた大きなキャットショーにご招待を受けて1月23日から27日までフランスに行っていましたが、まだその頃は中国武漢で発症者が多数出たという報道はありましたが、あまり危機感は持っていませんでした。ところが帰国して羽田空港、なんだか様子が変です。検疫が殺気立っているというか常ならぬ雰囲気です。翌29日に武漢への最初のチャーター機が出発したと聞いて、あぁ、それでと思いましたが、クルーズ船の記事により2月2日に感染者が来日したことに始まり、まもなくメディアの話題はCOVID-19がその大部分を占めるようになりました。感染が拡大されることから加藤厚労省は8日TVでイベント等の自粛要請を発表。この時点で、私がジャッジを受けていたショーは3月15日、3月29日、4月4日、12日でした。ジャッジとして行けるかどうか、迷ったのは、実はクルーズ船から陰性と判断されて下船した方が陽性だったことがわかり、その方は横浜から自宅までは公共の公共交通手段を利用したということ、そしてそれが栃木県南地区とあったこと。ちょうど私も帰国後怪我をして病院に通っていた時期だったため、もしかしたらどこかで接触したかもしれない、そうなると私自身が自覚症状がないまま感染源となる恐れもあるということでした。(最近わかりましたが、私の居住地からはだいぶ遠い町でした。)どのようにお断りしようかと迷っていたときに15日主催クラブから「中止」のご連絡を受けほっとしたのもつかの間、まだ29日のショーがありました。なかなか言い出しにくくはありましたが、事情をお話ししジャッジを辞退させていただきました。しかし何とも後味の悪い思いでした。その後29日そして4月4日も中止、延期が伝えられ、あぁ良かったと心から安堵いたしましたが、このウィルス感染関連のお話しを書き始めたときから、「ジャッジはコントラクトを交わしたらキャンセルできない」ことを何度となく書いていますが、本当によほどの事情がなければキャンセルはしにくいものです。かつて、深い考えなくジャッジをキャンセルしてしまったことがあり、それは深い禍根を残しました。今回このCOVID-19に関連したテーマを書き続ける中で、何回となく「一度コントラクトを交わしたら、ジャッジはよほどの事情が無い限りキャンセルできない」と書くたびに某クラブの皆様には多大なご迷惑をおかけしたと、申し訳ないことをしたと、悔いることしきりでした。

 

4月にはまだ2クラブのショーが入ったままになっています。クレドのブログで取り上げてきているようにエントリーする方達の立場、またジャッジの立場などをご理解の上適切な判断をしていただければと切に願っています。

 

 

 

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