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備えあれば憂いなし?

  • 2012/09/13 05:45

「災害時、ペットのために何を準備しておいたらよいか」、運転中聞くともなしに聞いていたラジオ、「え、何?」、ボリュームを少しUPして、ちゃんと聞く態勢に。

東日本の災害の時、救援に駆けつけた方達が、最も必要とした物は、“首輪”と“リード”だったそうです。もっともこれは犬の場合ですが、首輪とリードさえあれば、多くの犬たちをもっともっと保護できたそうです。最近では室内飼いが多くなっているので、首輪もリードも、あまり必要としない家庭が多くなっているそうですが、獣医師の芝内先生は、緊急事態に備えて、各ご家庭で、普段から首輪、リードに慣らしておくようにと仰っておられました。加えて、チップを埋め込んでおくことが身元を証明する大事な手がかりとなるので、是非チップは装着しておいてほしいとのこと。チップだったら猫にも出来そう。でも、首輪、リードはどうでしょう?

我が家では、避妊・去勢した子に首輪、リードを付けて山道(庭先)を一緒に散歩する事もありますし、一旦何か起こってキャリーが足りない場合は、首輪、リードの助けも、もしかしたら必要ではないかと、考えています。

人数分(もちろん猫のこと)のキャリーを用意しておくか、リードと首輪を用意しておくべきか、残念ながらまだこれといった具体的な対策ははっきりしませんが、いつでも最悪の事態を考えておかなければならないと、3/11の震災は教えてくれているようです。

9キロのゴールデンレトリバー、津波に流されながら、助かったのは、オーナーさんがしっかりリードを手に絡めて絶対にはなさなかったそうです。目と目を見つめ合って、声をかけ合って、冷たい海の水の中を漂い救助された。

今夜たまたま放映されていたTVドキュメンタリーでは、「相馬」の伝統行事を行うのに馬が水を見て怖がってしまう。その馬は、津波に流され、やはり飼い主さんが手綱をしっかりご自分の手に絡めて助けたそうです。もちろん当日は見事な演技を披露していました。

保存食は常日頃食べているものを3週間分、お水と共に缶詰も用意しておいてあげると良いこと、中でも忘れてはならないのは”常備薬”。また、保温シートも必需品とのことでした。

ただ、「備えあれば憂い無し」と安心してばかりいられないような大きな災害が、今後起こる可能性は大きいので、猫たちを安全に避難させるには、なにをどうすべきかは、常日頃考えておかなければならない、私にとっての大きな課題!

「私のところは絶対に大丈夫」という保証は、今後どうなるか、いつでも、どこでも、なにか起こってしまったら、と、そう考えて、災害対策今一度見直しておきましょう。

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