ブリードセミナー、FIP診断と治療最前線、お申し込みはお早めに!
- 2012/09/08 06:49
今回のセミナーでは、お席に限りがあります。現在、ご参加お申し込みが過半数を超えておりますので、出来るだけお早めにお申し込み下さいませ。
クレドでは、「FIP」(猫伝染性腹膜炎)に関しては、かなり早い時期から、ブリーダーの方々のご理解が深まるよう、会報で取りあげて参りました。
ワクチンはなく、感染力が強く、症状が出たら治療法がない怖ろしい病気ということで、下痢すなわちFIPだとパニックになるオーナー達が続出、抗体価を計って高い値が出た場合、他の猫への感染を恐れるあまりに、「安楽死」させてしまうといった行き過ぎた選択をしてしまうケースも多くあったようです。
また、大きな原因となるのはストレスと言われ、そのため多頭飼育のキャッテリーに多く発症するとも言われていました。抗体価が、ある程度高い母猫が出産した場合 は、出産後、すぐに仔猫を母猫から引き離し、無菌の環境で生育するなどという方法をとるブリーダーさんもいらしたようです。
FIPについてクラブへの問い合わせ、ご相談も非常に多く、深刻な事態はかなり長く続きました。
FIPウィルスは、FECVコロナウィルスの変形株の一種で、感染しているかどうかは抗体価によって診断されますが、当時はまだ、単にその猫が以前コロナウィルスにさらされたことがあるかどうかの判断ができる程度ではなかったかと思います。徐々に診断の方法も変化し、抗体価の数値だけではなく、タンパク質から判断する方法なども進化して、パニックは治まる傾向に向かいました。
今回、幸先生のお話、私も非常に興味深く、質問がいっぱい! あれも、これもと、準備を始めています。
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